ミャンマーでのボランティアの報告

まるです。

2月前半にポンギースタッフ全員(。。と言っても3名ですが)で、1週間以上ミャンマーに滞在してNPOの支援活動に参加してきました!

 

<旅の目的>

ポンギーでは、皆さまからのお宿代の中から100円をNPOセアロ・グローバル・ハーモニー・ジャパン(以前、オーナーのまさきさんも私もこのNPOに所属していました)に寄付していますが、そのNPOが支援しているミャンマーの孤児院を訪れ、そこの子ども達にプレゼントを持っていこう!という企画に参加しました。

 

<プレゼントの準備>

物資(プレゼント)募集についてはポンギーのHPやご宿泊いただいたゲストさんや周囲の方々にお伝えしたところ、宿泊の際にポンギーに持ってきてくださったり、直接NPOの事務局に送ってくださった方もいらっしゃって、そのお気持ちが本当に嬉しかったです。

 

 

 

私(まる)は、ミャンマー行きの直前、金沢から岡山にあるNPO事務局に行って、他のボランティアの方々と一緒に全国から集まってきた物資の整理をしてきました。

 

そこには、たくさんの物資が届いていました。

 

「送る人、整理する人、運ぶ人。それぞれ心を込めて支援物資をバトンタッチ!」

NPOの方針で皆さんにそのようにお願いしています。

 

荷物を受け取り整理する人がやりやすいように、送る人が物資を透明のジップロックにきれいに分けてラッピングされていものがほとんどで、送る人の気持ちが伝わってきて感激しました。

 

  

 

子ども達の人数は当初600人ほどと聞いていましたが、直前になっておよそ850人に修正され、プレゼントの物資の準備に大わらわでした。

 

<物資輸送について>

こういった物資輸送は海外にとなると通常大変お金がかかるものです。

NPOセアロ・グローバル・ハーモニー・ジャパンでは、現地に行くひと(運ぶ人)が自分の手荷物として運びます。

自分のものは最低限にして、なるべく多くの支援物資を運びます。

支援物資を別送して輸送費にお金をかけるより、そのお金で現地で必要なものを買い物した方がその国の人たちに還元できるからです。

 

ほかのボランティアの方々と泊まり込みで荷物の整理をし、集まったほぼすべての荷物を送りだすことが出来ました。

空港で受け取り、そのまま持っていく人もいれば、自宅で受け取り、スーツケースに詰めていく人もいます。

 

 

<出発の日のハプニングとミャンマー到着の印象>

いよいよミャンマー入りする日。

なんと大雪でバスが3時間遅れ、高速道路の途中のバス停で降ろしてもらい、全力疾走で近くのローカル駅から電車を乗り継いで、なんとか、ぎりぎり飛行機に飛び乗りました!

 

 

バンコク経由でトータル7時間ほど。

 

ミャンマー国際空港に着くなり、「暑い!」。

乾季の今は、日中、35℃以上になります!

さっそく、Tシャツに着替え、靴を脱いでサンダルに履き替えます。

(以降、ミャンマーを出発するまで、ずっとサンダルです)

 

私は10年ぶり3回目のミャンマーでしたが、ずいぶん印象が違っていました。

10年前は軍事政権まっただ中。空港や街でめったに写真など撮ることはでず、夜の街に明かりはありませんでした。

行き交う車のほとんどは日本製のお古ばかりで、真っ黒な排気ガスを出してるボロボロの車も平気な顔して走っていました。

 

ところが今回、そんな車はほとんど見かけなかったです。

車がきれい!夜の街に電気が点いてる!道にごみがない!

高層ビル、きれいな路線バス、高速道路、デパート、メインストリートに並ぶ近代的なホテル、24時間あいてるコンビニなどなど。。近代化には目を見張りました。

 

  

  

 

但し、今問題なのはヤンゴンの街の渋滞だそうで、以前30分で行けたところが今は2時間かかる、といった具合です。

 

物売りや街行く人たちの様子は、相変わらず民族衣装のロンジーを

着た人が多かったので、少しホッとしました。

ただ、その手にはスマホ。そこが大きく違った点でしょうか。。。

 

*近代化はヤンゴンなど大きな都市のみで、農村地域はまだまだそうでは

 ありません。ただ、生活の貧しさと心の貧しさは比例していません。

 旅の終わりに訪れた農村の人々の心の温かさに、お金よりも大切なもの

 を感じました。

 

  

  

 

<孤児院について>

今回行く孤児院は800人近くの子どもたちが一緒に寝起きし、一人のお坊様がずっと面倒みてきているのだそうです。

この孤児院は小・中・高の学校を併設しています。

 

すべての子供が両親がいないわけでなく、親がいても食べさせていけない、学校に行かせて上げられない状況の人達が一時的に預ける、といった子どもがほとんどだそうですが、中には内戦で両親を目の前で殺された、というような子どももいるそうです。

 

ミャンマーの人達は困ったらお寺に行く、お坊様を頼るというふうに聞いたことがあります。

政府が国民の面倒を見れないところは、お寺の役割はとてつもなく大きいものと思われます。

 

<活動の様子・プレゼント作り>

私達はミャンマーのお坊様にお世話になり、お寺で活動させていただくため全員、仏教奉仕者の服を着ました。

これを着るだけで、なんだか身が引きしまる思いです。

 

*NPOはミャンマーのお坊様が設立されたNPOで、お寺の敷地内で活動させて頂いたり(これも貴重な経験です)、支援で訪れる孤児院もお坊様が院長を務めておられることもあって、支援活動に参加する者は茶色の仏教奉仕者の服を着ます。(ちなみにミャンマーのお坊様は、えんじ色の法衣を着ておられます)

 

*仏教奉仕者の装束に着替えて「いざ!働かん!」

 

お寺の講堂を貸していただき、各自持ち込んだ物資をひろげ分類していきました。

この作業が今回の支援の中で一番時間がかかるところです。到着してからずっと細かい分類作業をし、4日間を費やしました。

 

いつもなら支援物資に含まれない一点ものも今回は「プレゼント」として含まれます。万華鏡や、ぬいぐるみ、実用品として新品のタブレットや、計算機などもありました。

 

   

 

 

その後グループに分かれて具体的なプレゼント作りをしました。幼児用、小学生用、中学生用、高校&大学生用 それぞれ男女別です。

 

基本的なセットとして全員に一様に筆記用具や衣類、タオル、歯磨きセット、石鹸があり、そこにプレゼントの品々が入れられます。

 

 

 

基本セットで数の足りないものはミャンマー現地で購入するものもあります。

その際は可能な限り、店も選びます。現地でちゃんと誠意のある仕事をする人のところで買い、お金を還元することもまた支援のひとつとの考えです。

 

セットの中には少しずつお菓子も入れます。現地で購入するもののひとつです。

ミャンマー人の日本語を学んでいる学生さんたちもボランティアに参加し、細かい作業がんばっていました。(ほんとによく働く若人たちでした!)

 

女の子のセットにはかわいい髪飾りやマスコットなど、男の子にはスポーツタオルやキーホルダーなど、各グループで考えて入れていきます。

 

   

 

出来上がりの本当に素晴らしいこと!たくさんの美しいプレゼントが作られました。

最初雑然とそれぞれ置かれていたもの達がこんなに素敵な、世界中のどこにもないような素晴らしいプレゼントとなりました。

 

 

<プレゼントを届けに孤児院へ>

ヤンゴンから車で4時間ほどかかって孤児院にたどり着きました。

 

その日は学校の試験の日だそうで、800人弱のうちほとんどの学生が敷地内の学校に行っており、残念ながら手渡しができるのは、残りの250人の子供達だけでした。

すでに集会場に子供達が静かに座って、私達の到着を待っていました。

(250人でもすごい数ですので、800人弱だとどうなっていたのだろうかと思います。。)

 

<プレゼント選び&わなげゲーム>

小さい子どもから順番に並んで物資をもらいにきます。

少しずつですが、全員にお小遣いもあります。日本のぽち袋に入れてあります。

 

男の子は比較的、あまり選ぶ時間をとることもなく、ささっと恥かしそうにもらっていきます。

女の子はどの袋がいいか、くまなくチェックし、どれにしようか悩んで決めていました。

 

  

 

 

プレゼントをもらって中身をチェックしています。おこづかいももらえてよかったね〜♪♪

  

 

ポンギーの3名はプレゼントをもらった子ども達に次に「輪投げ」で遊んでもらおうと輪投げを企画しました。

 

小さい子には大き目の輪を使って、距離も短め。大きな子たちには小さい輪を使って遠くから投げるようにしました。

どこに入れてもチョコ1個がもらえ、一番遠いところはチョコ2個です。

 

女の子も男の子も小さい子も大きい子も、チョコ目当てより、輪投げ自体を皆、満面の笑顔で楽しんでいました!

大成功でした!

 

 

 

  

 

<最後にくじ引き大会>

最後に全員が講堂に集まり、250人の大くじ引き大会が始まりました。子ども達一人ひとりにくじを引いてもらいました。

 

あらかじめ、日本人参加者が、それぞれ自分で物資の中から選んでプレゼントセットの賞品を作り、その番号をひいた人がそのセットを作った人から手渡しでもらえる、というゲームです。

 

 

 

*くじ引きの箱には、ミャンマー語とローマ字で「こんにちは!」と書き、

 ボランティアの学生に日本のイメージを聞いてイラストも一緒に描きました。

 富士山、桜、新幹線、お寺、神社、着物の絵です。

 

 

 

この、各自手渡しプレゼントのくじ引きが、予想以上に盛り上がりました。

くじに当たった人にみんな惜しみない拍手をし、声援もあがっていました。

 

 

 

 

心から楽しんでくれてるなぁと感じて私たちもほんとに嬉しく、日本からはるばるやってきてがんばった甲斐があったなぁと思いました。

 

現地に来れないけど、思いを込めて物資を用意してくださった皆さんに代わって、直接子ども達に渡すことが出来て、本当にありがとうと思いました。

もらってくれる人、用意してくれる人、いろんな協力があって、こんな経験ができました。

感謝です。

 

*ちなみに。。NPOは今回も子供たちの「食」として何十俵ものお米も提供しました。また、自らすすんで学びたいと手を挙げた子どもに、日本語や縫製などの技術も教えてきています。

 

<孤児院での支援で感じたこと>

NPOが大事にしていることに、「支援する人、してもらう人に、上下はない。」ということがあります。

状況が変われば、逆の立場になることだってあります。お互い様の気持ちで支え合うのです。

 

自分が誰かのために何かしたいと思うなら、たとえ「ありがとう」の言葉が返ってこなかったとしても、「させてもらってありがとう」と淡々と続けていける、そんなかっこいい人になりたいとあらためて思いました。

 

 

<通称ココナツ村の見学へ>

NPOが支援している通称ココナツ村。ヤンゴンから車で片道4時間ほどかかりました。

そこは3年に一度は家をすべて立て直さなければいけないところ。

 

なぜなら、雨期にはほとんど浸水し、時には激しいサイクロンですべてが流されてしまう場所だからです。

家というのは竹でできた昔ながらのもの。浸水すると腐りやすいのです。

乾期は農業を営み、一面畑がひろがっていましたが、雨期には農作業は何もできなくなり他に仕事もないそうです。

 

 

NPOはこの村の人たちのお仕事の支援を始めています。村の人たちは勤勉で、やる気がある人たちだそうです。

近年日本で大ブームが起きた「ココナツオイル」。この村でできないかということでリサーチしこの村の環境でできる方法を思考錯誤しながら、進めておられます。

 

何度も何度もやり直しがあっても、本当に頑張り抜く人たちと聞いておりましたが、実際にみなさんにお会いすることが

出来て、実感が沸きました。

 

一生懸命生きよう、がんばろうとしてるけど、自然災害やどうしようもないことで困っている人たちと縁ができ、

何か自分たちに出来ることはないかと考える。

私が出来ることは出来たオイルを買って、機会があれば日本で村の人たちのことを紹介することかな、と思っています。

 

今は乾期なので、オイル作りはお休み。農業で忙しい時期です。

自慢のとうもろこしを採らせていただき、その場でゆがいて食べさていただきました。

実が大きくてプリプリと瑞々しかったです。その味の美味しかったこと!

 

  

 

<支援を終えてヤンゴンのゲストハウスの視察>

ポンギーのゲストさんで支援に興味のある人たちといつか、一緒にミャンマーに来れたら。。と夢が広がっています。

そこで、せっかくなのでヤンゴンのゲストハウス事情も見ておこうと泊まってみました。

 

   

 

外国人しか泊まっていない、ちょっとお高い目(ドミトリーで20ドルくらい)のところを選びました。

1階の看板は小さく出ているだけど、「えっ!ここが入口?!」と思うほど、古いビルの狭い入口を入ってエレベーターで上ったところにあるホステルですが、外観とは違って、中は新しく改修されていて、イラワジ川のゆっくりした流れも見渡せ、8階からの眺めも素敵です。

 

もちろんもっと安いところはたくさんありますが、自分たちの勉強のためにも、今回は評価もよく衛生面、安全面で安心なところを選びました。

お湯のシャワーもあり、快適な宿泊でしたが、バスルームが、トイレとシャワーが一緒の小さなバスルームで、シャワーカーテンがありません。

 

途上国の旅の経験があるまさきさんは「あ〜よくあるやつだ」と言ってましたが、シャワーカーテンがないと、シャワーを浴びるたびにトイレットペーパーがビショビショになってしまいます。

こんなちょっとしたところに、工夫があれば。。

 

<おまけ・ミャンマーの食事>

日本人は食べやすいのでは、と思います。香辛料もあまりくせがないというか。

ただ、油は多く使ってる料理が多いです。

 

タイ米みたいなパサパサのご飯におかずをのっけるスタイルがよく見受けられました。

 

お寺やレストランでいただいた食事はこんな感じです。

  

*ちなみに、今回、途上国初訪問、ミャンマー初訪問のスタッフ’にいな’は、どの食事も「わぁ〜美味しい♪!」とすべてペロリとたいらげておりました

 

泊まったゲストハウスの朝ごはん

 

ナイトマーケット(食べてないです。写真だけ)

  

 

<最後に>

ご縁があって、アジアの支援をしている私たち。

特にミャンマーは、ポンギーという名前自体がミャンマー語(僧侶という意味)であるように、以前ミャンマーで僧侶の経験をしたオーナーのまさきさんの特別思い入れのある場所です。

一生懸命頑張っているけど、夢や希望を持つことができない孤児院の子どもたちが、将来仕事に就けるように、少しでも力になりたいと考えています。

 

オーナーのまさきさんは、数年前からミャンマーで子供たちや青少年の支援で何かできないかと考えていますが、今回、あらためて、私たちスタッフも何ができるのだろうということを考える支援活動でもありました。

 

まずは、研修として休館してまでスタッフ全員にこのような体験をさせてくださったオーナーに感謝します。

そして、この機会、体験の場を作ってくださったNPOの皆様に感謝致します。

 

ポンギーはオーナーのまさきさんが「自分が活き活き働いて、他の人の笑顔に貢献できる生き方をしよう!」「人のハートを大切にして、ハートの交流ができる場をつくろう!」とオープンした宿です。

 

日々、ゲストさんを笑顔でお迎えして、ゲストさんがハッピーにお泊りいただくお仕事をさせていただきながら、このような想いに賛同される皆さんとも、いつか一緒にポンギーのアジア支援の活動をしていければいいな思います。

 

これからもポンギーはミャンマーの支援を続けていきます!

 

長い文章を読んでくださって、本当にありがとうございました!

 

ゲストハウスPongyi

アジア支援主担

大山まる

 

 

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